ご祝儀は、両家でどう分担する?

結婚式は、新郎側、新婦側の大切なゲストを招待し、二人の門出を祝っていただくセレモニー。そして、二人だけでなくお互いの家族どうしが出会い、一つの家族になっていく場でもあります。だからこそ、お互いに気持ちのよい始めの一歩にしたいもの。

そんな中、トラブルになりやすいのが結婚費用の分担。

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結婚式費用を誰が、どれくらいの割合で負担するかは、悩むところです。

両親からの補助や二人の貯蓄金、ご祝儀をもとに支払う場合もあるでしょうし、二人の収入によっても変わってくることでしょう。

挙式や披露宴に招待するゲストの人数や両家の金銭感覚の違いもあるため、トラブルになりやすいとも言えます。しかし、一生に一度の門出の時に、お金のことで新しい家族同士で揉めるのはお互いに気持ちがいいものではありません。

決して安くない挙式や披露宴の費用分担については、両家も交えて事前によく話し合うことが大切です。4afbc913400228954d106e0d80a9b51d_s

結婚式に関わる費用をどのように分けるのがよいのか。3つの事例をもとにあなたの事情にぴったりのプランを考えてみましょう。

パターン1 基本的に半分で割る折半。

挙式や披露宴の費用分担で最もシンプルなのがかかる費用を半分にする折半。両家が同額の費用を出し、結婚式を行うというもの。また、折半をベースに新郎、新婦の収入や貯蓄に応じて6対4や7対3などに軽重をつけていく場合も多いようです。

パターン2 ゲストの割合で決める。

披露宴のゲストの人数割合で決めるというパターン。片方のゲストが多い場合は、人数比で費用を出し合うことで、公平感を得ることができます。ご祝儀は新郎側、新婦側と分けてまとめる場合が多いので、ご祝儀から披露宴にかかる費用を出すときには、お互いのゲストの比率によって得られるご祝儀が違うので、このパターンを選ぶカップルは多いようです。

パターン3 項目ごとに出し合う。

挙式や披露宴で金額がかさむものは様々ですが、新婦としては晴れ舞台での衣装代などは妥協をしたくないもの。衣装はこだわりをもって選びたいという新婦側のご家族の思いもあり、新婦の衣装代は高額になる傾向があります。お色直しの回数が増えると、それだけで費用もかさみます。

自分たちが納得いくように衣装などを選び、その費用は新婦側がもつべきと考える場合には、衣装代は、新婦側で出したいものです。

会場の雰囲気や料理や飲み物にこだわりたい新郎側の思いから会場代や飲食代は新郎側が払うなど、こだわりたいところに応じて項目ごとにどちらが費用を出すかを決めていくという考え方です。

もちろんパターンのミックスも。

上記のパターンだけではなく、もちろんそれぞれのパターンを合わせていく方法もあります。

会場や演出、飲食や引き出物にかかる費用は7対3で新郎側が多く出すけれど、新婦の衣装代は新婦側で負担するといった形でバランスをとる。など妥当だと思えるプランを考えてみるのもいいかもしれません。

いずれにせよ、両家で事前に話し合い、お互いが納得できるように決めておくことが大切です。

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いつ頃、話し合えばいい?

お金の話は揉めることがあるので、時間の余裕をもって話し合うことが大切です。

といっても、具体的に見積もりが出るのは、実は挙式や披露宴の期日が迫ってからのことが多いので、あらかじめ支払う割合やお互いの家族の思いなどは、3~6ヶ月前には確認しておくことをおすすめします。

また、披露宴の内容を決めていく中で見積額は大きくアップしていることがあります。こまめに見積りを出してもらいましょう。

費用が具体的になったら、二人だけの費用とご祝儀でまかなえそうなのか?もし、足りない場合、足りない費用はどうするか?両親からの援助をあおぐか?などの話し合いにも発展します。

付き合っていたときには見えなかったお互いの家族の金銭感覚も見えてきます。これからの親戚付き合いのためにもデリケートな話ではありますが、お互いが納得できる形で分担できるようきちんと話し合っておきましょう。

お互いのゲスト把握のための芳名帳

折半であれば、問題はないかもしれませんが、ゲストの割合などに基づいて分担するとき必要なのが「芳名帳」です。受付で名前や住所を書くイメージがあるだけかもしれませんが、新郎側、新婦側で受付の際の芳名帳を分けておくことで分担の割合を決める際に役立ちます。ご祝儀も新郎側、新婦側と分けることを受付の人にお願いしておくなど、支払いの際にトラブルにならないように注意しておきましょう。

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